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食育を考える

食育における歯科の立場
食育という言葉が盛んに登場するようになってからかなり久しい。もともと「食教育」という言葉から生まれたのですが、食育とは、ただ単に「食べる」ことだけを教育の方針として掲げているわけではありません。

平成17年「食育基本法」が成立しました。
その第2条には
「食に関する適切な判断力を養い、生涯にわたって健全な食生活を実現することにより、国民の心身の健康の増進と豊かな人間形成に資することを旨とする」とあり、
続く第3条には
「食育の推進に当たっては、国民の食生活が自然の恩恵の上に成り立っており、また、食に関わる人々の様々な活動に支えられていることについて、感謝の念や理解が深まるよう配慮されなければならない」とあります。

つまり「食育」とは生涯にわたって心身ともに豊かな人間形成を図るための手段であって、単に食べることだけを目的に提起しているものではないわけです。


厚生労働省のへリンク
内閣府へのリンク
日本歯科医師会へのリンク
学校・保育所、家庭や地域、食料生産の現場などにおける壮大なプロジェクトといえるでしょう。
そして、このほど内閣府より、平成19年度版「食育白書」が刊行されました。この食育白書の中には、日本歯科医師会をはじめとする4団体が発表した「食育推進宣言」の全文や「食育推進支援ガイド」が掲載されています。食べることの基本となる顎・口腔機能の健全化、機能回復を図るうえで歯科医療が重要な役割を担っていると考えています。
 

子どもの歯があぶない…
私の診療所を訪れる幼い子供さんたちを見ていると、現代社会が抱えている問題が見えてくることがしばしばあります。虫歯、歯周疾患、不正咬合をはじめとする様々な歯科疾患に至った原因を考えていると、患者さんの生活環境に大きな要因が潜んでいることに気づく事がよくあります。

数十年前と比較すると口腔内疾患は減少しつつありますし、予防に関する情報や治療技術も向上してきました。しかし子どもたちを取り巻いている生活環境は、果たして改善されてきているのでしょうか。
私は必ずしもそうではないと考えています。逆にますます多くの問題を抱えつつあるように思えます。

@おやつのダラダラ食い
決まった時間に決められた量のおやつを食べるのではなく、好きな時に好きな物だけを好きなだけ食べてしまうケースが多くみられます。結果として朝・昼・晩御飯を規則正しくすませることができないため、栄養バランスが悪くなり、6大栄養素(炭水化物・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラル・食物繊維)の不足によって体調を崩し、やがて生活習慣病へとつながっていく。当然、虫歯や歯周疾患に罹患する確率も高くなる。

A砂糖の摂りすぎに問題がある
特に幼児期のおやつは、三度の食事では取りきれない栄養とカロリーを補うことが大きな目的です。
ところが、足りない分を遥かに越えてしまうカロリーをスナック菓子で摂取しながら砂糖入りのジュースを飲んでしまう子どもが多い。このような子どもは虫歯の罹患率が非常に高い

清涼飲料水には約10%の砂糖が含まれていると言われています。例えば350ミリリットルのペットボトル1本の中には、35グラムの砂糖が入っている計算になります。
左はグラニュー糖35グラムを計量したものです。(スティックシュガー4本分と少々)
厚生労働省が出した成人病予防の指針では、1日に摂取する砂糖の量は40〜50グラム以下にすることが望ましいとあります。
これを基準とした場合、350ミリリットルのジュース1本ですでに1日の摂取量の約7割以上の量に達します。
三度の食事の中にも糖分は含まれるわけですから、その分を差し引くと、おやつの糖分は20グラム強が適当。8グラムのスティックシュガーに換算しますと3本分ということになります。
スティックシュガー数本分に相当する砂糖入り飲料は、水やお茶の代わりとして飲めないのです。

「おやつの食べ放題」が泣く子をつくる
診療所に治療や歯科健診にくる子どもたちの中には、ほとんど泣かずに口を開けられる子もいれば、泣いてなかなか治療を開始できない子もいます。この差は、実はおやつの与え方が影響している。

私が独自に行ったアンケート結果では、泣く子の約72%の子どもはおやつの時間を決めておらず好きな時間に好きなおやつを摂取しているという結果が出ています。なぜこのような事が起こるのか?

食欲というものは、子どもに限らず私たち人間にとって最も基本的な欲求です。空腹を満たすための努力をし、そのための道具や食文化を生み出して進化してきました。そして空腹感に耐え、食事やおやつのルールを決めることによって生きる知恵や力を養ってきたとも言えるでしょう。

ところが、「何か食べたい!」、「お腹が空いた」と言えばどんな時でも好きなおやつを与えられ、空腹感を満たして満足してしまう子どもたちは、おやつだけではなく何に対しても耐える心が育まれなくなると考えています。だから診療所の中でも我慢ができずに付き添いの家族に甘えてしまうのでしょう。

たとえ5分でも、決められた時間になるまではおやつを我慢することで子どもの心は発達し、強い精神をつくりあげるものです。規則正しい食生活を家族全員で協力しながら工夫していくことが必要です。

「食育」は食事を作ることから始まる
食事を作る際、子どもにも役割を与えて家族全員が参加することが望ましいと考えています。
料理を作るための献立から始まり、食材選び、加工、調理、配膳、後片付けを体験することで、子どもは調理器具の使い方やその家庭の味を覚えていく。時々、子どもに包丁を使わせる事は危険で好ましくないと言う親もいるが、私は可能な範囲で使わせるべきだと認識しています。刃物の使い方、火の扱いや食器の扱い方もここから学んでいくものです。

家族みんなで作った食事は食卓が賑やかなもの。料理の出来ぐあいや味の評価も話題としてとりあげるなど、男女に関係なく全員が参加して作った料理を全員で楽しむことが子どもの心を豊かに育て、健康で丈夫な身体をつくります。これが食育の第一歩です。

私も自主的に料理に参加しています
管理人の私も日頃から積極的に料理をします。特に診療が休みの日には私が作る料理を家族が楽しみにしており、食事当番になっている。妻と子どもたちは食器の準備と配膳・後片付けを分担し家族全員が参加してます。
少しお恥ずかしいですが、ここで私が作った料理の一部をご紹介します。

−グリルチキン−

クリスマスに作ったグリルチキンです。
グリルでじっくり火を通したチキンの横に飾りとしてにんじんとコールスローを・・・


イベントに合わせた料理を作ることで、子どもにその季節を感じさせることも食育として大切です。

−おせち−

大晦日から作り始めたおせちです。
写真はまだ途中の段階でしたが、重箱の空いているところには、妻と子どもが作った自家製の栗きんとんと黒豆が入りました。

重箱には桜の形に切ったにんじんを添えるのが習慣となっています。我が家ではこの桜のにんじんの入ったおせち料理が正月を飾ります。

 

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